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記事転載:世界42カ国の科学者たちが導入中止の運動を続けている第5世代移動通信規格「5G」の人体へ及ぼす強力な影響の真実

https://indeep.jp/we-must-know-5g-risks/

 

世界42カ国の科学者たちが導入中止の運動を続けている第5世代移動通信規格「5G」の人体へ及ぼす強力な影響の真実

投稿日:

人の目と汗管が5G無線の放射線の「受容体」となっていることを突き止めた科学研究の記事より

principia-scientific.org



 

これまでの通信規格とは桁違いの人体への影響を持つものが日常へと入りこむ


Keystone / Peter Klaunzer

通信やインターネットで使用できる速度と用量の変化というのはすごいもので、私自身が初めてインターネットというものに接続したのは、24、5年くらい前になるのでしょうかね。

当時のインターネットの接続方式は「ダイヤルアップ」といって、電話回線で接続するものでした。そのため、インターネットに接続するたびに「電話をかけるのと同じ電話料金がかかる」というもので、当初は電話代金が大変なことになったりしていました。

このような民衆の不平不満を解消するために、当時の NTT は「夜中だけは、定額でいくらでもインターネットに接続しても良い」というテレホーダイというサービスを提供し始めました。それは確か、夜の 11時から翌朝 8時までのサービスでしたので、当時の、わりとヘビーにインターネットを使う人たちは「みんな夜中に起きている」という状態でした。

そして、夜中にずっと起きていなければならない理由は、そのようなことと共に、「インターネットがとても遅かった」ということも関係しています。何を閲覧するのにも、いちいち時間がかかるのです。

最も初期の頃は、大げさではなく、ハガキ 1枚くらいの大きさの写真をパソコンの画面に表示するのに、10分くらいかかっていたりもしました。

ですので、初期のインターネットのコンテンツは基本的に文字中心の文化で、写真の多いサイトなど誰も近づかなかったです。

比較すれば、たとえば、今だと 2MBくらいのファイル(これはたとえばスマートフォンで撮影した大きめの画像程度です)なら、インターネットからダウンロードするのは、「一瞬」だったりします。3秒とかの世界。

ところが、当時の、つまり 24、5年くらい前は、「 2MBのファイルのダウンロードは一晩(テレホーダイの 9時間のあいだ)でおこなえるどうか」というような世界でした。

もう「何倍」とかいう比較ではないのです。

初めて接続したインターネットの速度は、33kbps というもので、単位はともかくとして、その後、ADSL などの高速通信が登場した時点で(ADSLも今と比較すると、非常に遅いものですが)私の場合で「インターネットの測度は一番最初の頃の 200倍」以上になりました。

そして、21世紀の最初の数年くらいの間に、インターネットのスピードは段階的に上昇し、おそらく、今、多くの方が使われている Wifi や、スマートフォンの通信速度は、私が初めてインターネットに接続した時の 2000倍とか、そういうことになっているのではないでしょうか。

そして、今年登場すると思われる次の世代の携帯通信の「 5G 」と呼ばれるモバイル通信規格( 5G の G は世代のことで、5番目の通信規格という意味です)は、そのスピードが「さらに飛躍的にアップする」のです。

大ざっぱにいえば「現在の携帯通信の 100倍」とかのような桁違いのスピードを誇るというようにも言われています。

そのくらいのスピードとなりますと、たとえば…… DVD 1枚ほど(5ギガバイトなど)の容量のファイルのダウンロードが数秒で終わってしまうとか、そういうことになるとも聞いたことがあります。

DVD 1枚の容量のファイルなどということになりますと、今でこそ通信環境によっては「何分」という単位でもできる場合もあるでしょうが、先ほど書きました、私が最初にインターネットに接続した頃のスピードですと、

「 8年くらいかかる」

というようなことになるのかもしれません(適当な計算ですが)。

8年が 8秒になってしまうのですから、確かに、ものすごいテクノロジーの進歩だとは思います。

しかし、この 5Gの導入は、人体への影響を考えると、明らかに問題があることも事実です。

昨年、以下のようなふたつの記事で、携帯・スマートフォンの放射が、発ガン性や、さまざまな悪影響を人体に与えることが、アメリカやイタリアの国立機関によって発表されたことをご紹介しました。しかも、これは 5Gではなく、「現行の通信規格」の調査です。

携帯・スマートフォンの基地局からの放射が「特別な発ガン性を持つ」ことがアメリカ政府内「国家毒性プログラム」とイタリアの著名な毒性研究所による史上最大の研究によって判明

携帯やスマートフォンによる発ガン性が証明される : アメリカ国立衛生研究所が「携帯電話は癌と心臓病に関係する」という10年間におよぶ研究の最終報告書を発表

これらが現在の規格での通信でのものであるのに対し、今年にも登場すると思われる 5G の通信性能とパワーは、先ほど書きましたけれど「桁外れの威力」なのです。

上の記事にありますように、現行の携帯にも人体に対しての多くの問題があることが比較的はっきりとしている中で、5G のような超強力な無線が、これから日常に入ってくるのです。

この状況は、言葉をかえれば、

「人間は、歴史の中で、そんな強い周波数放射と共存して生活したことがない」

ということにもなるのです。

5Gに対しての問題を語る記事は日々出ていますけれど、最近のもので、比較的わかりやすく書かれていたものをご紹介したいと思います。

冒頭の「人間の汗管(汗を皮膚の表面まで運ぶ腺)が、5G放射線の受容体の役割を果たしている」という記事は、今回ご紹介する記事のリンクで知ったもので、イスラエルヘブライ大学による今年の研究です。

他にも、記事にあるリンクは、そのままリンクさせてありますので、興味のある方はどうぞ。

では、ここからです。


Is 5G Worth the Risks?
counterpunch.org 2019/05/03

5Gはそのリスクに見合うだけの価値があるのか?

ここ数カ月間、5G、すなわち次世代移動通信次世代のテクノロジーについて多くの話題があった。

そして、5Gは「物を動かすインターネット」として、生活に必要なものとなっていくと宣伝されている。たとえば、冷蔵庫のミルクの量が少なくなっていれば、そのことを私たちに伝えてくれたり、赤ちゃんのおむつを替える必要があるときには、それを教えてくれたり。あるいは、さまざまなネットサービスをどこでも使うことができる。

しかし、私たちがこのような宣伝からは知らされていないことがある。

それは、これまでに、世界中での科学研究によって、携帯電話(スマートフォン)の基地局や携帯電話そのものから、あるいは、その他のワイヤレス機器からのパルス無線周波数放射の人体への被ばくの有害な影響が明らかに証明され続けていて、今ではそのエビデンスが明らかとなっているということだ。

多くの人々は、アメリ連邦通信委員会FCC)が 5Gを承認する以前に、これらのテクノロジーの人体への健康上のリスクについては、慎重に評価していたはずだと考えているかもしれない。

しかし、コネチカット州上院議員ブルメンサル(Blumenthal)氏による証言では、アメリ連邦通信委員会は 5Gに関する安全性調査を「実施していなかった」ことを認めている(そのことが記載されているアメリカ政府の資料はこちら)。

通信企業とそのロビイストたちは、現状で実施されている通信規格に対してのガイドラインで一般市民を保護するのには十分であると私たちに保証している。

しかし、これらの現行の安全ガイドラインは、通信の状況が今とはまったく異なっていた 1996年の研究に基づいている。また、この時の安全ガイドラインの研究では、安全性を調査するために使用したのは、プラスチックのマネキンの頭部だった。

少なくとも、以下のような 3つの理由で、これには問題がある。

・生物は、プラスチックではなく、非常に複雑で相互依存性のある細胞や組織から成り立っている。

・携帯の無線周波数放射に曝露するのは、携帯を使用する成人だけではない。その周囲にいる、子ども、赤ちゃん、あるいはお腹の中の赤ちゃん、そして植物、野生生物なども曝露している。

・1996年のマネキン試験で使用された周波数は、5Gの周波数よりはるかに低い。

5Gの無線周波数(RF)放射は、3種類の放射を「ミックス」して使用する。それは、比較的低いエネルギーの電波、はるかに多くのエネルギーを持つマイクロ波放射、そして、はるかに多くのエネルギーを持つミリ波の 3種類だ。

この 5Gの非常に高い周波数には、最大の危険が潜在する。 4G (現在の携帯の通信規格)の周波数は 6GHzの高さにまでなるが、5G携帯では 30GHzから 100GHzの範囲のパルス信号が用いられ、これが生物学的な寿命と関係する。

何より、私たち人間は、日常の中で、そのような高い周波数に長期間、曝されたことは、かつて一度もないのだ。

これは大変な事態だと思う。

私たち人間の目と汗管が、5Gのより高い周波数を吸収するためのアンテナとして機能することが 2018年の研究でわかっている (アメリカ国立生物工学情報センターのデータバンクにあるその科学論文はこちら)。

そして、これら 5Gの高エネルギー波が届くことが可能な距離は、比較的短いために、送信タワーや基地局は、携帯の初期の無線技術の時より、家庭や学校のさらに近くに設置することが必要とされるはずだ。

しかし、アメリ連邦通信委員会の元議長トム・ウィーラー(Tom Wheeler)氏は、テレコムが支配する連邦通信委員会が、健康を第一に考えているわけではないことを明らかにしている。

こちらのニュースフィードで、ウィーラー氏は以下のように述べている。

「技術開発の邪魔にならないようにすることが大事です。いくつかの国とは異なり、アメリカでは、今後数年間は(安全性の)調査に時間を費やすべきではないと考えています。…イノベーターを解放することは、委員会や規制当局に未来を定義させるよりもはるかに望ましいです」

5Gの健康問題についての質問には、ウィーラー氏は次のように答えている。

「それは医療関係者に相談してください」

携帯基地局、無線ルータースマートフォンタブレット、その他の無線機器からのパルス電波放射と人体の健康への影響について、世界中で 2000以上の研究が、その医療関係者たちによって行われている。

これらの研究では、5G の RF放射線は、低線量でも短時間の被爆でも有害であり、そして、それらの研究では、成人よりも子どもや胎児に早く影響を与えることを私たちに教える。たとえば、アメリカ国立環境健康科学研究所が、2019年4月におこなった会合での資料の中には、以下のような記載がある。

それは以下のような所見だ。

・5Gの RF 放射線は、発ガン性を持ち、DNA 損傷を引き起こす

・受胎能と内分泌系に影響を及ぼし、神経学的影響がある

・パルス電磁波は神経学的症状を引き起こすことも示されている

具体的には「うつ病、不安、頭痛、筋肉痛、注意力の欠如、不眠症、めまい、耳鳴り、皮膚のチクチクした感覚、食欲不振、および悪心」などが研究で示されている。

米海軍医学研究開発司令部が、マイクロ波および無線周波数放射に起因する 100の生物学的および臨床的影響を報告する 3700にのぼる参考文献を含む書誌を発行したのは 1971年のことで、つまり、少なくとも、その時からアメリカ政府は、これらのリスクを知っていたと考えられる。

3千万ドル (33億円)の予算でおこなわれた 2018年のアメリカ国家毒性プログラム(NTP)の研究のような最近の知見は、携帯電話の基地局や携帯電話そのものからの細胞放射線への 10年以上の曝露を持つ人々への心臓および脳腫瘍研究の影響を確証している。

アメリカ国家毒性プログラムの研究員たちは、全員「 5G の RF 放射線はガンを引き起こす」ことに同意している。

これらの発見に対する反応はどのようなものだっただろう。

科学者たちは、世界保健機関(WHO)に R Fの分類をグループ 2B (ヒトに対する発がん性がおそらくある)から、グループ 1 (ヒトに対する発ガン性が認められる)に更新することを求めている。科学者たちは RF と 5G を、ヒ素アスベストに匹敵するものと分類するべきだと考えているのだ。

WHO のガン予防疫学研究ユニットの元チーフであるアニー・サスコ (Annie Sasco)氏は、次のように述べている。

「 RF に発ガン性があるという証拠は蓄積し続けています」

国家毒性プログラムの設計者であるロナルド・メルニック(Ronald Melnick)氏は、この研究は「ガンと携帯電話の無線信号への人体の曝露との間の因果関係の明確な証拠を示しています」と述べており、また、以下のように述べていたことが報じられている

「国家毒性プログラムの研究から学ぶべき重要な教訓は、5Gを含む現在または将来の無線テクノロジーは、適切なテストなしには安全であるとは、もはや仮定できないということです」

一方で、世界 42カ国の 231人の科学者たちが 5Gの上訴に署名した。それは緊急に 5Gテクノロジーの一時停止を要求するものだ。また、イタリア、ベルギー、イスラエル、スイス、オランダ、そして米国のカリフォルニア州ニューハンプシャー州マサチューセッツ州オレゴン州では 5Gの普及を遅らせるための対策が講じられている。

しかし、これまでのところ、影響力の大きなアメリカの政治的指導者たちは、これら科学者たちの警告に耳を傾けてはいないように思える。

それどころか、トランプ大統領は、5Gアンテナ基地局の普及にについて、以下のように述べたことが先月のメディアで報じられていた

「 5Gは、アメリカのすべてのコミュニティをカバーする必要があり、できるだけ早く展開する必要がある。 5Gの普及によって、あなたたちがどこにいようとも、 5G端末を持つことになり、それにより今とは違ったライフスタイルになるだろう。それにより生活がより良くなっていくのかどうかはわからない。しかし、その 5Gテクノロジーの実用化が近くまで来ていることだけは事実だ」

現在では、無線のテクノロジーは、いたるところで見られるようになったことで、私たちのほとんどは、無線が安全であると信じ込むようになった。

しかし今、リスクは劇的に増加しつある。

だからこそ、より多くのアメリカ市民や議員たちは、5Gの無謀な推進について、考えなければいけない時のように思う。

 


 

ここまでです。

記事によれば、現在、世界 42カ国の科学者たちが G5通信規格の中止を求めて上訴しているとのことで、それだけ懸念を感じている研究者たちが多いということのようです。

ヨーロッパのいくつかの国では、5Gの基地局建設の中止あるいは延期を検討している国もあるようですが、しかし、日本やアメリカを含めた多くの主要国では、今年の秋から順次導入されていくことは、ほぼ決定されています。

5G導入が中止される可能性があるとすれば、歴史上最悪級の大不況がやってくるとか、唐突に戦争が始まるとか、そういうこと以外では回避できなさそうです。

こういう無線の問題は、機器を使用していてもいなくても、電波は日常を飛び交うことになるわけで、携帯やスマートフォンを使用していない場合でも、

「かつてない強力な無線周波数が日常の中に飛び交う中で私たちは生活することになる」

という時代が始まることになりそうです。

特に、お腹の赤ちゃんとか、小さな子どもたちへの影響は心配ですね。上の記事では「神経」に影響するとありますし。

ただでさえ、子どもや赤ちゃんに対しての環境としてはあまり良くない状況となってきている中で、さらに「子どもたちに史上最も強力な電波が遅いかかる」ということになってしまうのですかね。

この病気だらけの現代社会に、さらにそれを進行させる要素が出てくるということなのかもしれません。

ちなみに、5Gの問題は、健康の問題だけではなく、インターネット・セキュリティの崩壊とも結びつくのではないかというようにも思う部分も個人的にはあります。

実際の話として、一般的な通信規格が強力で高速であればあるほど、「破壊の作用と破壊の速度」も、共に早く、強くなるはずです。

とんでもなく重く複雑なパソコンやスマートフォンに対しての悪質プログラムや、インフラや原子力発電所に侵入できるようなプログラムも、これまで以上に効率よく機能してしまうような気がします。

そもそも、そんなに強力で高速な無線通信が本当に社会に必要なのかどうか。

いろいろな意味で通信規格は今で十分なような気がするのですが。