「常陸の国風土記 -ある島での少年と少女のやりとり-」


本義だけが意味を成し、本義のみがクローズアップされますように


1998年からなぜか脳裏に意識されてきた「グノーシス」

グノーシス

至高の存在=真実の神=隠されている

デミウルゴス(偽りの神=簒奪者=造物主)

の二元

デミウルゴスのせいで、この世のありとあらゆる誤りや欠陥が生まれ、それが原因で、われわれはさまざまな悪や苦痛に苦しみ、死すべき運命にあるのだと

偽りの神が支配する世界から逃れ、権威から自由になり、支配と決別しなければならない。この救済は、幻影を振り払ってくれる秘密の知恵を獲得することによって可能となる。それこそが、隠された真の神の世界へ入るための知識なのである。これは、グノーシスの語源がギリシャ語で「知識」を意味することからも明らかだ。

真実の存在になるためには、特別の知識が不可欠。物質的な試みはことごとく徒労に帰するだろう。なぜならそれは、偽りの神の創ったにせものの世界に荷担することになるからだ