「常陸の国風土記 -ある島での少年と少女のやりとり-」


本義だけが意味を成し、本義のみがクローズアップされますように


記事転載: 反パワーエリート組織としてのBavarian Illuminati

反パワーエリート組織としてのBavarian Illuminati

世界の秘密結社について見て行く際、多くの方が“Bavarian Illuminati”(バヴァリアン イルミナティ)という名前に遭遇されると思います。
Bavarian Illuminati については、本やネットなどでもいろいろな情報が出回ってますが、それらの情報を読んでいますと、“悪の組織”として捉えられているものが大半という印象を受けます。

今回は、従来の見解からは少し違った角度から見たBavarian Illuminatiについて、比較的分かりやすく整理されて書かれていると思われる記事を、ご紹介してみたいと思います。
もちろん、この記事に書かれている事が「絶対」ではないと思いますし、なかには荒唐無稽だと思われる方もいるかと思われます。 あくまでも、今後のリサーチ時の参考までに、というスタンスでお読みいただければ、と思います。

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元記事:http://battleofearth.wordpress.com/2009/09/27/the-bavarian-illuminati-as-a-resistance-group/


抵抗勢力としてのBavarian Illuminati

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                 Johann Adam Weishaupt(1748-1830)


Bavarian Illuminatiは、近代史において、おそらく最も誤解されている秘密結社の一つでしょう。 
18世紀に、アダム・ヴァイスハウプト(Adam Weishaupt 1748-1830)によって“この秘密結社”(Bavarian Illuminati)は結成されましたが、もともとのベースとなっている秘密結社自体は、何千年もの昔からあったもので、それまではBavarian Illuminatiという名前ではなかっただけです。 しかし、アダム・ヴァイスハウプトの代になった時に、それまでは秘密結社であったものが、その存在を公に知られることになります。
初期のBavarian Illuminatiは、古代より伝わる秘儀をパワー・エリートたちの手から守るために、またその勢力(PTB:Power-that-be)に対抗するために、テンプル騎士団やFreemasonを作りました。

Bavarian Illuminatiの影響下にあった時のフリーメイソンから、さらに新しく別のフリーメイソンが派生しました―Freemasonry of the Scottish Riteにおける“33位階”というのも、テンプル騎士団の秘儀よりの影響が窺えます。 そしてその後、元々は、善良な組織として活動していたはずの組織が、徐々に悪質なBrotherhoodに侵されていってしまう事になります。
それが今日、トップの政治家や宗教リーダー、ビジネスマンや“使えそうな”個人などからなる、この世で(おそらく)一番パワーのある秘密結社となっているのです。そして、世界のフリーメイソンの頂点に君臨しているのが、ロスチャイルド銀行一族です。

Illuminatiは、フリーメイソンの階級制度とは異なる彼ら独自の階級制度をもっていました。 それは、たとえフリーメイソンの高位にいる者であっても知ることの出来ないような、極秘のものであったようです。 ヴァイスハウプトは、悪質なBrotherhoodや、最大の敵であるRoyal Bloodlinesの手からパワーをもぎ取り、抵抗するために、One World Government(世界政府)やNew World Order(新世界秩序)という独特の計略を考え出しました。 王の圧政のもとに苦しむ人々の姿を散々見てきたヴァイスハウプトは、そのシステムに終止符を打とうとしたのです。 
Bavarian Illuminatiの本拠地は、ドイツのバヴァリアではありましたが、その組織は世界に広がっており、会員らが秘密裏に活動をしていたといいます。

当時のIlluminatiは、変革的な組織でした。 フランス革命ロシア革命アメリカ独立革命(戦争)の陰には、まだその時は善良な組織であったフリーメイソンと共謀したBavarian Illuminatiがありました。 ヴァイスハウプトは、ジョージ・ワシントンベンジャミン・フランクリン、などの米国「建国の父」たちの友人でもあったそうです。 第三代大統領のトーマス・ジェファーソンは、Bavarian Illuminatiでした。
この3つの革命には共通点があります ― それは、どの革命も王による圧政を終わらせた、という点です。 Bavarian Illuminatiは、共和政ローマのような人々のための政府の樹立を目指していたのです。

みなさんもご存じのように、ヴラディミア・レーニンによりロシアは共産主義の国となりました。 その時もBavarian Illuminatiは、実験としてこの政治体制をサポートしていたのですが、スターリンの台頭によりだんだんと手に負えない状況になって行きました。 また、今日のアメリカを見てみると、建国の父たちの思い描いていたものは全て崩れ去ってしまったように見えます。 アメリカ共和国の面影すらありません。 共和制は、建国の父たちの意に反して、“民主主義”に取って代わられ、その上その民主主義とは名前ばかりで、実際には人々には何のパワーも与えられていない幻の民主主義です。 本当のパワーは再びエリートたちの手中に戻ってしまったのです。 今は“王”の代わりに、エリート血流の中から“選ばれた”大統領というのがいます。 彼らの祖先を遡って見てみると、ジョージ王やフランスのルイ14世といったRoyal Bloodlinesに繋がります。  つまり、振り出しに戻ってしまった、ということです。 建国の父たちの努力も虚しく、アメリカ国民の無関心と怠惰が「彼ら」の支配を許してしまったのです。 パワーエリートたちによってフリーメーソンは乗っ取られ、さらにはこの国(アメリカ)までもが乗っ取られてしまいました・・・私たち国民のせいで。

                  

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Bavarian Illuminatiは、Power-that-be(グローバル・エリート、Brotherhood)にとっては大きな脅威であったし、またその抵抗強さに、Brotherhoodは手を焼いていました。 この組織(Bavarian Illuminati)は何としてでも潰さないといけない!と云う事で、策略が練られ、おそらく以下のような手段で実行されたのでしょう:

ライオネル・ロスチャイルドによって書かれたと思われる“シオン長老の議定書”には、パワー・エリートがどのように世界支配を計画しているのかが、詳細にわたり記されています。 なかには、あの議定書は偽物だと云う人もいますが、おそらく本物でしょう。 一度読んでみれば分かると思いますが、この議定書にはパワーエリートの指針が怖ろしいくらい正確に書かれており、そこに書かれているほとんどの事が実際に起こっているし、あるいは今後起こる可能性があります。 これだけ正確に書かれているものは、偽物と一蹴出来るものではないでしょう。

しかし、故意にか過失か、この議定書が外部にリークされてしまいました。 この議定書を携えたロスチャイルドの使者が野原を通過中に落雷による事故に遭ってしまい、その時に議定書が発見され公開された、と言われています。 1770年代の事です。 この議定書がヴァイスハウプトと彼の組織Illuminatiによって作成されたものだと「濡れ衣」を着せられてしまったヴァイスハウプト一派はその後、秘密結社の禁止令が出されたこともあって、逃亡し、地下での活動を余儀なくされてしまいます。

しかし、このような逆境を乗り越えてBavarian Illuminatiは、今日でも活動しているようです。 以前のような変革的な組織としてではなく、もっと政治的な、またスピリチュアル的な活動をしているようですが、“反”ロスチャイルドや反power-that-beであることは、変わりないようです。 彼ら(Bavarian Illuminati)のウェブサイトでは、ほんの少しずつですが悪質なBrotherhoodのことを暴きながら、Bavarian Illuminatiについて、または人類の未来の予想などに関してなかなか興味深い事が書かれています。 私(元記事の筆者)は、彼らとは一切の関係はありませんが、彼らのウェブサイトには貴重な情報が載っていますので、是非一度読まれてみることを勧めます。 “彼らの提唱する”New World Orderのアイディアは受け入れにくいかも知れませんが、それでも彼らは、アンチ・パワーエリートであることには変わりはありません。
http://armageddonconspiracy.co.uk/ (ご興味のある方は、お手数ですがコピペしてご覧ください)

今日のリサーチャーたちは、悪質なBrotherhoodのことを「The Illuminati」と呼んでいます。 このことは、ネットや本、映画などにおいても同様に見られることです。 この誤解のために、私たちが間違ったグループを敵視し、攻撃してしまっている事は、残念なことです。  悪質なBrotherhoodは、一度も自分たちの組織のことを“The Illuminati”と名乗ったことなど、ありませんでした。 「彼ら」の事は「Brotherhood」と呼ぶのが正しいでしょう。 “The Illuminati”とは、今も昔も“Bavarian Illuminati”のことを言うのであり、彼らは邪悪な権力に反抗する人たちです。

では、何故このような誤解が生じたのでしょうか? 
原因の一つは、18世紀後期に起きた秘密結社(Bavarian Illuminati)に対する弾圧、と言えるでしょう。 また、多くのリサーチャーたちが、Bavarian IlluminatiとBrotherhoodは同じようなものだという印象を持ってしまっているため、現代Power Networkと言えば“The Illuminati”、と言うようになってしまったようです。 
さらに、言うまでも無く、悪質なBrotherhoodは、この誤解を利用し、まるで火に油を注ぐように自分たちの事を「Illuminati」と名乗り出し、人々の混乱を煽っていったのです。 また「彼ら」は、真実探求運動にも潜り込んで行き、自分たちや“敵”に関するディスインフォメーション(偽情報)を流布することでさらに情報撹乱を謀り、そうすることでパワーエリートに関して調査する気力を失わせ、諦めさせようということもしています。 
ですので、この手の事に関するリサーチを行う場合は、本当に気を付けてください。 
見た事、聞いた事の全てを鵜呑みにするのではなく、いかなる情報についても実際に自分自身で調べ、リサーチすることの大切さを忘れないでください。

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以上が、記事の内容です。



「我々の理想を歪め、世間に悪評をばらまき、世のあらゆる陰謀をイルミナティになすりつけようとする黒魔術団がある。注意するのだ……闇のイルミナティに!」

これは、1830年、ヴァイスハウプトが亡くなる間際に残した言葉、と言われていますが、もしヴァイスハウプトが本当にそのように言ったのであれば、今回の記事の内容とも符合する、と言えるかも知れません。
(このヴァイスハウプトの言葉と言われているものの原文を見てみたいと思い、探してみたのですが、今のところまだ見付けていません。。。) 


イルミナティフリーメイソン、闇の権力者、NWO・・・などの事について、私もまだまだ模索中ですが、今回ご紹介しました記事のような考察も、今後のリサーチにおいて何かのヒントになるかも知れません。 何事もopen mindedな目で見て行くと、意外なものも見えてくるのかも知れませんね。


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               They all laughed at Christopher Columbus
               when he said the world was round.
               (「地球は丸かった」とコロンブスが言った時、みんなは笑った)