「常陸の国風土記 -ある島での少年と少女のやりとり-」


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記事転載:有機分子が磁性をびる仕組みは、「電荷移動が起きて孤立ス ピンができてそれが低温でそろうから」

有機分子が磁性をびる仕組みは、「電荷移動が起きて孤立ス
ピンができてそれが低温でそろうから」
Via blog.livedoor.jp
るいネットさんのサイトより
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&t=6&k=2&m=308830
<転載開始>
有機分子が磁性をびる仕組みは、「電荷移動が起きて孤立スピンができてそれが低温でそろうから」との研究発表
があった。
この事は有機分子、金属分子に係らず全ての究極の素粒子は磁性体(s極/N極)であり、そのスピンの結果電気(負・
正)が発生する事を示している。
業・最新情報より(リンク)
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理研、磁性を持たない有機分子が磁性をびる仕組みを新たなモデルで提唱
理化学研究所(理研)は、本来、磁性を持たない有機分子が磁性をびる仕組みを、電荷移動に基づく新モデルで示し
た。
通常、磁性は金属原子や金属を含む化合物がびるが、これは金属化合物の電子が持つ電子スピンの向きがそろう
ことで磁性が発生しているためである。しかし、金属ではない有機分子が磁性をびるという現象も知られており、
なぜそうした現象が生じるのか、その仕組みの解明に向けた研究が各所で進められてきた。
代表的な磁性を持つ有機分子として「TDAE-C60」がある。これは、サッカーボールの形状をしたC60(フラーレン)
を中心に、電子を供給しやすいテトラキスジメチルアミノエチレン(TDAE)という有機分子が付いた化合物で、C60と
TDAEは、それぞれ体では磁性をびていないにも関わらず、結合すると電子がTDAEからC60側に移動し、ほぼ球
象に近かったC60が形し、室温付近では、C60が回転していて電子スピンがそろわないが、およそ-257℃以下の低温
域になると回転が止まり、C60の電子スピンがそろい強磁性が発現すると考えられている。
電子の移動は、こうした有機分子が磁性を発生させる上で重要な因子であり、「なぜ有機物が磁性をびるのか」
という問いにする答えは、「電荷移動が起きて孤立スピンができてそれが低温でそろうから」ということとなる。
これは、TDAE-C60に限らず、一般的な磁性を持つ有機分子化合物に適用できる原理であることから、電子を放出し
やすい分子と電子を受け取りやすい分子が結合すれば、電荷移動が起きて磁性をびやすくなることが考えられる。
しかし、この考えはまだ実験的に証明されておらず、これまでにさまざまな仮があり、具体的な電荷移動に関し
ては、結論が出ていなかった。
今回、研究グループは、TDAE-C60のうち、C60を中心に、TDAEが立方体頂点に配置された構造のα-TDAE-C60の
良質な結晶を用い、軟X線領域での光電子分光測定を行い、実験結果と理論計算を比較することで従来とは異なる新
しい電荷移動のモデルの考案に挑んだ。
左:TDAEは強い電子供給源であるため、TDAEからC60側に電子が移動する。すると、C60側で歪みを起こして
C60が少し形する。同時に電子は、C60の赤道付近に局在する
右:TDAE-C60結晶は、およそ-257℃以下の低温域でTDAE分子が交互にシフトして、赤丸でったTDAE分子同士
が弱く結合する
(中略)
磁性を持つ有機分子の中で、α-TDAE-C60は、電子を供給したTDAE側同士が結合していると考えられる。鉄などの
原子からなる磁石と違って、分子が主役となる磁石では、分子を自由に設計して作り出すことが可能であり、今回得
られた結果は、磁石に有利な分子を作り出し、分子磁石を作るための強い指針となると考えられ、分子有機磁石の
開発とその高密度情報記材料への用、光・電場・熱によってスイッチングされる有機磁石作成への用、生体適合
性の高い有機磁性体による磁性体剤化合物作成への用などが期待できると研究グループでは明している。
<転載終了>
「るいネット」
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